Experts at Handは、教育および保健の専門職による支援を主流教育の現場に直接導入し、子どもおよび若者への支援を強化する新たな仕組みです。教育心理士や言語聴覚士、作業療法士などの専門職が、学校や幼児教育機関と連携しながら助言や支援を提供することが想定されています。
この仕組みの目的は、従来のように個別の法的アセスメントや診断を経て支援につなげるのではなく、より早い段階で専門的な知見を教育現場に取り入れることにあります。これにより、学習や参加の障壁に対して迅速かつ適切に対応し、ニーズの深刻化を防ぐことが期待されています。
また、専門職は子ども個人への支援だけでなく、教職員と協働して指導方法や支援戦略の設計・実施にも関わります。これにより、教育現場全体の対応力が高まり、メインストリーム教育の中でより多くの子どもに対して効果的な支援を提供できるようになります。
政府は、この取り組みを推進するために今後3年間で約18億ポンドを投資し、教育機関が専門職の支援にアクセスしやすい環境を整備します。この投資により、2028〜2029年度までには、平均的なPrimary Schoolで年間40日分、Secondary Schoolで年間160日分に相当する専門職の支援が提供されることが見込まれています。また、カレッジや幼児教育機関も公平に支援を受けることが期待されています。
さらに、メンタルヘルス支援チーム(MHST)の拡充により、2026年までに60%の児童生徒、2030年までにすべての学校およびカレッジが専門的なメンタルヘルス支援にアクセスできる体制が整備される見込みです。
このように、Experts at Handは、専門職の知見を教育現場に組み込むことで、より早期かつ柔軟な支援を可能にし、すべての子どもが適切な支援にアクセスできる体制の構築を目指すものです。