Inclusion Base(インクルージョン・ベース)は、メインストリーム教育の中に設置される支援拠点であり、専門的な支援を必要とする子どもおよび若者に対して、メインストリーム教育への参加を維持しながら必要な支援を提供する仕組みです。本制度では、従来用いられてきたSENユニット(SEN Unit)、Resourced Provision、Pupil Support Unitといった名称を廃止し、それらを包括する新たな共通用語として位置付けられています。これにより、保護者にとって支援の内容がより理解しやすくなることが意図されています。
インクルージョン・ベースでは、通常のカリキュラムや学校活動への参加を基本としつつ、必要に応じて調整された学習内容や専門的な指導・支援が提供されます。これにより、子どもは地域の学校に在籍したまま、自身のニーズに応じた支援を受けることが可能となります。
この仕組みは、メインストリーム教育と専門的支援の間をつなぐ役割を担い、より複雑なニーズを持つ子どもに対しても、地域の中で継続的に教育を受けられる環境を整えることを目的としています。
インクルージョン・ベースは、以下の2つの形態で構成されます:
- Support Base:
学校またはマルチ・アカデミー・トラスト(MAT)が設置・運営し、Targeted Supportを提供 - Specialist Base:
地方自治体が設置・運営し、より専門的な支援を提供
政府は、2025年から2030年にかけての大規模な投資により、メインストリーム教育機関の中に数万規模のインクルージョン・ベースの整備を進める方針を示しています。これには、施設のアクセシビリティ向上や新たな特別支援学校の整備も含まれています。
子どもの状況に応じて、インクルージョン・ベースでの支援を通じて通常学級への段階的な参加が促される場合もあれば、継続的にベースの支援を受けながら主流教育に参加する場合もあります。