National Inclusion Standards

 National Inclusion Standardsとは、0〜25歳の教育全体において、すべての教育機関が共通して参照するために整備される、エビデンスに基づいたインクルーシブ教育の基準および指針です。
 本政策では、メインストリーム教育の場における支援の質と一貫性を確保するため、この指針についての整備が進められています。これまで、教育機関や地域によって支援の内容や水準にばらつきがあり、エビデンスに基づかない特定方法や支援が用いられてきたことが課題とされてきました。また、子どものニーズが認識されるために診断が前提となる状況も見られ、教育的支援の提供に遅れが生じる要因となっていました。

 このような状況を改善するため、教育者が、学習や参加における障壁を早期に認識し、教育機関全体として一貫したインクルーシブな支援を実施できるようにすること・地域による支援格差を解消することが目的とされています。

 主な内容として、2028年までにエビデンス基盤の構築と提供が行われる予定であり、最大で1500万ポンドの投資が行われます。また、400万ポンド規模の研究を通じて、特別な教育的ニーズの特定方法の改善、早期特定、強みとニーズの評価手法の開発が進められます。

 このNational Inclusion Standardsは、0〜25歳の全体システムを対象とし、ユニバーサル支援からターゲット支援まで、各支援層における具体的な支援内容や特定ツールが整理されます。これにより、すべての教育機関において「通常提供されるべき支援」の内容が明確化されます。